★ オリジナル曲とカバー曲 ~ 第1回「Without You」 - 50's~80's Pops&Rock Bar Tears Drop

★ オリジナル曲とカバー曲 ~ 第1回「Without You」

 「My Favorite Song」の一つにニルソンの「Without You」があります。

 

 1971年、ラジオから流れてきたニルソンの「Without You」を聞いて以来、「My Favorite Song」の一つになりました。

 

 日本の流行歌は、専門の作詞・作曲家が作るのが当然で、洋楽のように「シンガー・ソング・ライター」という言葉は殆ど聞かれない時代。

 だから、ニルソンの「Without You」は当然ニルソン自身の曲だと思っていました。

 

(写真:Badfinger)

 数年後、「Without You」が、Badfingerの曲だと知った時には本当に驚きましたよ。

 

 そこで、慌てて彼らのLPを買い、聞いたんですけど・・・、当時は「抑揚のない盛り上がりに欠ける何とつまらない曲なんだ」としか印象はありませんでした。

 

  しかし、後年改めて聞くと・・・、人間の趣味・嗜好は変わるんですね!

 

実に味わいがあることに気が付いたんです。

 

 バッドフィンガーの曲を聞いて、アレンジを変え自分の歌にしたニルソン。

両方とも凄いアーチストだと思うようになりました。

 

曲を作った人、世の中に腐るほどある曲の中からその曲を選びヒットさせる人・・・・本当に素晴らしいと思います。

 

 

 曲をカヴァーするということは、曲にインスパイヤーされるか、アーチストへのリスペクト以外ありませんよね。

 ということで、「オリジナル曲とカヴァー曲」の第1回目は大好きな曲の一つWithout You」です。

 

 この曲はもともとBeatlesの弟分Badfinger1970年に発表したアルバム「No Dice」に収録された曲。

 

 

 このアルバムからシングル・カットされた「No Matter What/邦題:嵐の恋」は、全英5[3]・全米8位と大ヒットしましたが、「Without You」はシングルカットもされてません。

 しかし、米国のHarry Nilsson1971年に発表したカヴァー曲は、

カナダCanadian Hot 1001位、

全英シングルチャートで1位、Billboard Hot 1001位、

アメリカBillboard Adult Contemporary1位になるなど全世界で大ヒット!

 

 因みに、同曲は入りいろなアーチストがカヴァーしていますが、中でも1994年に発表されたマライア・キャリーのバージョンが凄いです。

全米シングルチャートでトップ4021週間滞在し、最高3位を記録し、1994年の年間チャートでは16位にランク。

全英シングルチャート1位を記録し、4週の間1位に。

その他、イタリアでも初の1位、スイスで101位、オランダで121位、ドイツで4週、オーストリアで8週、スウェーデンで8週、アイルランドで5週、ニュージーランドで11位を記録した。

また、カナダ、フランス、ノルウェー、オーストラリアではトップ3を記録した。

 

 マライヤの音源はありませんが、機会があったら聞いてください。

 

 

 余談ですが、この曲を作ったBadfinger主役2名が自殺したしているのは悲しいですね・・・・。

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