2019年

3月

18日

★ 石田 衣良(著)「不死鳥少年=アンディ・タケシの東京大空襲」

本の帯に「いま読まれるべき3.10東京大空襲の物語~父の国の大空襲から母を守り、炎の夜を生き延びろ!」と。

 

戦後の1960年生まれの作家が著した「東京大空襲」の小説。

 

「東京大空襲」を身をもって体験した方々は、最低80歳前後の方々だと思います。

 

当然、作者は「東京大空襲」どころか「戦争を知らない子供たち」。

 

終戦前後の日本の状況をテーマにした小説は、大好きなジャンルの1つなので結構読んでいるつもりでしたが、この小説の主人公の立場のような少年は珍しい。

 

主人公は、アメリカ名をアルバート(アンディ)モリソンといい、アメリカ人の父と日本人の母を持つ時田武という少年。

 

文中によると、当時彼のような日系人少年は2万人位いたそうです。

当時の日本の状況を考えると、とても苦しい(いじめの対象)立場にいる少年ですよね。

 

むずかしい立場にいる少年の戦争体験を戦後生まれの作家が書いた本。

思わず購入。

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