●   「アードベック10年」

  

ゲール語で｢小さな岬｣や｢小さな丘｣の意を持つアードベッグ蒸留所の創業は、1815年。

 

国際的なコンペティションで多数の世界No.1ウイスキーの称号や金賞を受賞しています。

 

当店でも個性の強いウイスキーでは1・2位を争う大人気のシングルモルト。

「病院臭い」、「正露丸の香り」等と例えられる究極のアイラモルト。

 

アイラ島の中でとりわけスモーキーで塩っぽくヨード校が強い。

一度経験すると癖になること必至！！

 

飲み方は、お客様のお好みでストレート、ロック、ソーダ割なんでも会います。

アードベックを素直に味わい方は、ストレートで。

ストレートに少量の加水で味が変化する飲みかたもおススメ。

ソーダ割りするとアイラ・モルトらしいスモーキーな味わいはそのままですが、複雑さは影をひそめスッキリとした印象になります。

 

 

 ●「ラフロイグ10年」

 

シングルモルト初の英国王室御用達。

 

ゲール語で「広い入り江の美しい窪地」という意を持つラフロイグ蒸留所の創業は、1815年。

 

「アイラ・モルトの王」とも呼ばれ、英国チャールズ皇太子をはじめ世界中に多くのファンがいます。

 

「超スモーキー」、「際立つピートの香り」、「海藻を思わせる潮の後味」と専門家によく評される程、強烈な個性を持っています。

 

当店でもアードベックと1位・2位を争う程の人気高い個性派シングルモルト。

 

熟成にファーストフィルのバーボン樽だけを使用しているのが特徴。

これがラフロイグ独特のほのかな甘みを出している。

 

 

 ● 「ボウモア12年」

 

アイラ島で最も古く、ゲールがで「大きな岩礁」の意を持つボウモア蒸留所の創業は、1779年。

 

英国女王エリザベス2世が見学に来たこともあり、ボウモアの上品な味わいから「アイラ・モルトの女王」と言われています。

 

「12年」は、バーボン樽で熟成させた原酒を100％使用。

 

アイラ特有のピート香も上品に抑えられ刺激が少ないので口当たりが滑らかでとても心地よい気品あるシングルモルトです。

 

アイラウイスキーを初めて「飲もう」という方にお薦めです。

2010年のＩＷＳＣで金賞受賞。

 

 

 ● 「ボウモア 18年」

 

「アイラ・モルトの女王」をシェリー樽で熟成した17年モノ。

 

アイラ特有のピート香にシェリー樽熟成によるほのかな甘さが引き立つアイラ・モルトの最高傑作！

 

国際的なコンペティションで多数の金賞を受賞。

 

バーボン樽で12年原酒を熟成させた後、オロロソシェリー樽で3年間熟成。

色は、12年の琥珀色から赤褐色に変化。

香りは、12年よりもスモーキーさは薄れて、熟成させた樽のシェリーが微かに香ります。

 

味は、とても滑らかになりで甘辛のバランスがよく、果実とスモークのハーモニーが楽しめます。

 

 

● 「ラガヴーリン16年」

 

ゲール語で「水車小屋のあるくぼ地」という意のラガヴーリン蒸留所の創業は、1742年。

 

ブレンデッド・ウイスキー「ホワイトホース」のキーモルトとしても有名。

 

「ガヴーリン16年」は、「燻し銀のような男」と言われています。

 

ラガヴーリンに使用される大麦は、平均的より２０倍ものピートの煙に晒されおり、蒸留時間もアイラ・モルトの中で最長。

 

それ故、限りなくピーティ＆スモーキーであり、同時にまろやかで甘美な味わいとなっています。

当然、アイラ島のウイスキー特有の正露丸臭さはありますが、ウッド系の香りがとても上品なシングルモルト。

 

しかし、心配なのは、年々ファンが増え品薄状態が続いてること・・・！

 

余談ですが、ラガヴーリンはスコッチウイスキーがテーマの映画「天使の分け前」や今野敏作の小説「逆風の街」でも取り上げられているそうです。

 

 

 ●「カリラ12年」

 

ゲール語で「アイラ海峡」の意を持つカリラ蒸留所の創業は、１８４６年。

 

カリラは、ブレンデッド・ウイスキー「ジョニーウォーカー」のキーモルトとして有名。

 

一味違うアイラ・モルトを飲んでみたい方にお薦め！

 

アイラ島のウイスキー中ではアードベッグやラフロイグ程ではありませんが、フルーティーな甘さやピートの香りとスパイシーな香りが楽しめます。

 

魚料理やソーセージとの相性が抜群のシングルモルトです。

 

 

●「キルホーマン　マキャーベイ」

 

キルホーマン蒸溜所は、アイラ島に124年ぶりに誕生（2005年創業）した新しい蒸留所。   

 

「キルホーマン　マキヤーベイ」は、フェノール値50ppmのヘビーピート大麦麦芽を使用し、バーボンとオロロソシェリーの樽で3年から5年熟成した原酒をバランス良くヴァッティングしたモルト。

 

フェノール値50ppmは、当店でも人気のあるアードベッグとほぼ同程度。

ヨードの乗ったアイラらしい力強いピートスモークでありながらアードベッグTEN同様に柑橘系の甘さもあります。

 

フレッシュで小気味良いピーティな余韻が全体をまとめ上げます。

 

ウイスキー評論家として世界的に有名なジム・マレー氏が発表するウイスキーバイブルにて94点を記録し、「素晴らしいウイスキーだ」と絶賛！

 

2012年のインターナショナルワイン&スピリッツコンペティションで金賞を受賞。

 

アイラ・モルトファンの方は勿論、ガツンとくるピート香等の個性派シングルモルトがお好きな方は、是非一度ご賞味を！

 

 

 ●「スモークヘッド・ハイボルテージ」

 

海外でも大変高い評価の高い “スモークヘッド"のハイストレングスタイプ。

 

このスモークヘッド・ハイボルテージは、秘密がイッパイの「覆面アイラ・モルト」。

 

蒸留所名は完全シークレット、原酒の出拠も完全シークレット、熟成年数もシークレット・・・、シークレットだらけ。

 

でも味わってみると、アルコール度数58％で高めなのですが、かなり優しい香りと味わい。

 

リッチなスモーキーフレーバーは、ノンビンテージでありながら平均熟成年数5年～6年のアイラ・モルトを飲んだような気分に。

 

また、どこか甘く軽やかさも感じられるので、シェリー樽熟成かな？

「スモークヘッド・ハイボルテージ」の秘密を談義しながら飲むのも一興！