SLADE - 50's~80's Pops&Rock Bar Tears Drop

SLADE 「Slayed?

 

ところで、スレイド(SLADE)という1970年代の英国ハードロックバンドを知ってます?

 

日本(僕の周り?)ではあんまり知られてないんだけど、英国内では1960年代のビートルズと並び称させるほどの人気ロックバンドなんですよ!

 

結成は、1966年。

 

当時は別のバンド名で演っていたらしいのですが、まったく芽がでず。

 

でも、あるライブハウスで元アニマルズのチャス・チャンドラーに見出され、1969Ambrose Slade(アンブローズ・スレイド)の名で1stアルバム「Beginnings」を発表。

 

バンド名もスレイドと改名し、派手な衣装、ポップなメロディーかつタイトなリズムを合わせたサウンドでグラムロックブームの一翼を担いつつ、1971年に発売したシングル「Coz I Luv You/邦題:だから君が好き」が英国シングルチャートで1位を獲得。

 

派手な衣装と派手なライブ・パフォーマンスがさらに評判になり、1972年に発表したライブアルバム「Slade Alive!」が英国アルバムチャートで2位を記録。

 

その勢いで発表したスタジオ盤「Slayed?(写真)」も1位を獲得してしまった。

 

それ以降「Sladest」、「Old, New, Borrowed and Blue/邦題:大狂乱スレイド一座」の2枚のアルバムも1位を獲得。

 

シングルも「Coz I Luv You」、「Take Me Bak 'Ome/邦題:恋のバックホーム」、「Mama Weer All Crazee Now/邦題:クレイジー・ママ」が1位に。

 

その後「Cum on Feel the Noize/邦題:カモン!!」、「Skweeze Me, Pleeze Me」、「Merry Xmas Everybody」と1973年までに計6枚が1位を記録。

 

英国内では<1960年代のビートルズ>と並び称させるほどの人気ロックバンドとなった。

 

英国での圧倒的な人気に乗じてアメリカ進出を目論んだんだけどね・・・・結果は失敗。

英国内でもその後パンク・ロックが全盛となり、しばらく超低空飛行を続ける。

 

1980年、パンクブームが終わると同時に、ナッ、ナッ、ナント! スレイド復活!!

 

どうして復活したかというと、1983年に米国へヴィメタバンドのクワイエット・ライオットが「Cum on Feel the Noize」をカヴァーして全米No.1を獲得したお陰で、オリジナルのスレイドが再度注目を浴びるようになった。

 

そして「My Oh Myマイ・オー・マイ」「Run Runawayラン・ラン・アウェイ」が英国チャートトップ10に、アメリカでも『Run Runaway』がビルボード20位に入り、全盛期の1970年代を上回る人気を獲得。

 

でも1991年にメンバーの一人が体力の限界から脱退したことをきっかけに、23年間の活動に終止符を打ったんだけど、この23年間に一度もメンバー交代しなかったんですって!!

 

凄いね!

 

因みに「Cum on Feel the Noize」は、前述のクワイエット・ライオットの他にも、オアシス、ブラン・ヴァン3000、本城未沙子等がカヴァー・ヴァージョンを発表しているようです。

 

また、クワイエット・ライオットは『Mama Weer All Crazee Now』もカヴァーしています。

 

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