(※ヤードバーズ時代のジミヘン/一番右)
1960年代末Jeff Beckと一緒に「Yardbirds」で活躍していたジミー・ペイジが、ロバート・プラント、ジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズに声をかけて結成されたバンド「ニュー・ヤードバーズ」を
Led Zeppelinに改名。
そして発売されたデビューアルバムと2ndアルバムで世界を熱狂の渦に巻き込んでいく。
この凄まじいバンドLed Zeppelinの出発点には、いったい何があったのか?
Led Zeppelinの軌跡を4人のインタビューと幼少期からの写真やLive映像等々を交えて追っていきます。
4人の幼少期に感銘を受けた音楽・バンドから始まり、それぞれの音楽活動が認められセッション・バンド時代を経て、ヤング・ヤードバーズからLed Zeppelin結成、衝撃の1stアルバム発表とハードロックバンドとして世界が認めた2ndアルバム。
僕がLed Zeppelinに出会ったのが、まさに2ndアルバムからなのです。
自分が体験した時代そのもの。
興奮するよね。
2ndアルバムのジャケットをお店の看板にしてるくらいですから・・・。
この映画を見て改めて4人のカッコよさ・凄さ・結束・絆・優しさを感じました。
特に卓越したドラム技術でバンドを支えてたジョン・ボーナム。
彼が80年代に世を去った後、レッド・ツェッペリンは解散してしまいますが、ジョン・ボーナムが生前残したインタビューの声を耳にするときの各メンバーの優しい笑顔が忘れることができません。
ロックを愛する方、大好きな方は、絶対に見て欲しい1本です。
大画面で大音響で2ndアルバムからの大ヒット曲「Whole Lotta Love(胸いっぱいの愛を)」、1980年に32歳で急逝したジョン・ボーナムの未公開音声は、鳥肌もんでしたよ。
それに、メンバー個人の語りと映像と画像で見せる若き日の姿で50年代・60年代のイギリスの音楽状況や彼らの成長過程がみられます。
特別料金+IMAX料金が2900円と高めですが、レッド・ツェッペリンの黄金時代の幕開けとなる1968-69年を中心に本人たちエピソードとお宝映像、血湧き肉躍るライヴパフォーマンスは料金以上に価値があると思います。
最後に個人的に嬉しくなってしまう話ですが、60年代初頭のPopsが好きな人はLed Zeppelinとしてデビューする前の4人の意外な姿が最高なんです。
若いころの4人は、アメリカ産のロックンロールやR&Bの影響を受けています。
ジミー・ペイジはセッション・ギターリスト時代、世界的なヒット曲を持つアーチストのレコーディングに多数参加していたんですネ。
「恋のダウンタウン」のペトラ・クラーク、映画「007/ゴールドフィンガー」のシャーリー・バッシー、WHOやキンクス、ジョー・コッカーやドノヴァン‥等やルルの「いつも心に太陽を」のアレンジをジョン・ポールジョーンズだったとか・・・・嬉しくなってしまいます。
まだまだ書きたいことが一杯ありますが、この辺で・・・。
Rockが好きな方、是非ぜひ映画館に足を運んでください。
本当に素晴らしいドキュメンタリーですから・・・。
最後にもう一つ嬉しくなってしまうお話。
映画のエンドロールで流れる曲が・・・・、なんとアメリカのロカビリー歌手エディー・コクランの「C’mon Everybody」と「Something Else」なんです。
当店にレコードありますから、気に入ったら聞きに来てください。
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