★ 大好きな「Wall Of Sound」の生みの親/音楽プロデューサー Phil Spector逝去

Wall Of Soundの生みの親であり、音の魔術師ともいわれ、60年代洋楽ポップス黄金時代に大好きなRonettes等で数多くのヒット曲を生み出した偉大なる音楽プロデューサー Phil Spector

 

そのPhil Spectorが、2021116日に亡くなりました。

 

享年81歳。

 

本当に残念です。

お疲れ様でした。

 

合掌!

Phil Spectorは、いろいろな事件を起こし世間を騒がせましたが、彼が生み出した音世界に世界中でどれだけのアーチストが影響を受け、どれだけの人々が救われたことだろうか…。

 

Phil Spectorは、1959年にTeddy Bearsというバンドを組み「To Know Him Is to Love Him」でデビュー。

同曲は、全米シングルチャートで1位を獲得。

 

 

初期のBeatlesPeter & Gordon他多くのアーチストがカヴァーしています。

1961年、彼はレスター・シル(Lester Sill)と共に新しいレコード会社「フィレス・レコード」を立ち上げ、プロデューサー業に専念します。

 

1弾シングルとして発表したCrystalsのデビュー・シングル「There's No Other (Like My Baby)」は、196216日付のビルボード・Hot 10020位を記録。

 

1963年にPhil Spectorは、ポピュラー音楽に多大な影響を与えたWall Of Sound」を生み出します。

影響を受けたアーチストは、Beach BoysBilly JoelBruce Springsteen等々や日本では大瀧詠一や山下達郎等が有名ですよね。

 

Wall Of Sound」の最高峰が、Ronettesの「Be My Baby」。

もう~、この曲大好き!!

「人生の中で一番好きなポップスは?」と聞かれたら、躊躇なくRonettesの「Be My Baby」を挙げるほど大好きです。

 

同曲イントロ部分のドラムに感銘を受けたBeach Boysのブライアン・ウィルソンは「Don't Worry Baby」を発表。

 

 

Billy Joelはアルバム「Turnstiles/邦題:ニューヨーク物語」のA1曲目「Say Goodbye to Hollywood」で使用しているのは有名ですよね

プロデュース業では、Beatles1970年発表の「Let It Be」やRamones1980年発表の「End of the Century」が有名ですよね。

以降もプロデューサーとして活動していましたが、ラモーンズのメンバーを銃で脅したり、出来が気に入らないマスターテープを勝手に持ち帰って雲隠れしたりといった奇行が目立ちはじめ、また麻薬を常習するなどして錯乱状態に陥り、1980年にRamonesのプロデュースを最後に第一線から退きます。

 

その後、2003年に自宅で女優のラナ・クラークソンを射殺。

2009年に殺人罪で懲役19年の判決を受けて収監。

2009年、カリフォルニア州立刑務所の薬物中毒治療施設に収監。

2021116日、収監されていた刑務所内で死去・・・・。

 

本当にドラマのある人生を送りましたね・・・・。

 

1989年にロックの殿堂入り。

1997年にソングライターの殿堂入り。

 

2004年のローリング・ストーン誌「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」では第64位にランクインしています。

Teddy Bears

To Know Him Is to Love Him/逢った途端にひとめぼれ」

 

Teddy Bears は、Phil Spectorが音楽業界にデビューしたバンド。

 

1959年発表のデビュー・シングル盤ですが、発売とともに米国シングル・チャートでNo.1を獲得。

 

スタンダード・ナンバーとして数多くのアーチストがカバーし、オールディーズの名曲として歌い継がれています。

 

あのBeatlesも、初期の頃カヴァーしています。

 

1965ピーターとゴードン盤が、全米24位を記録。

 

1969年にはボビー・ヴィントン盤が全米33位を記録。

 

1987年にはドリー・パートン、リンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリスの3人の女性歌手が「トリオ」というグループ名で発表し、カントリー・チャートで第1位に。

 

その他には、ナンシー・シナトラシングル、レターメン等が有名。

 

 

日本では、懐かしい名前ですがモコ・ビーバー・オリーブが1969年発表のアルバムに収録しています。

●「Wall Of Sound

 

Wall Of Sound」とは、簡単に言うと~多人数のスタジオミュージシャンを起用し、複数のテイクを録音。

それらの複数のテイクを多重録音による厚みのある音とエコー処理によって「分厚い音の壁」を作る手法~だそうです。

 

ザ・ロネッツ「Be My Baby」等のように、ドラムなどのイントロからはじまり、音響技術を駆使し、分厚い音の壁につつまれている感覚や空から音が降り注いでくるような感覚の素晴らしいサウンド。

 

この手法でクリスタルズ、ザ・ロネッツ、ライチャーズ・ブラザーズ等で、多くのヒット曲を生み出しました。

 

また、The Beatlesの「Let‘sIt Be」や解散後のジョン・レノンやジョージ・ハリスン

など、超一流のアーチストのプロデューサーとして手腕を発揮しました。

 

麻薬・殺人等で最後まで公の舞台には出ることはかないませんでしたが、彼が生み出した「Wall Of Sound」は、後年の音楽制作者やミュージシャンに大きな影響を与えたのは事実です。

 

 

是非、Phil Spectorの「Wall Of Sound」をアナログレコードで聞いてください。

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