★ 星松岡圭祐「八月十五日に吹く風」読了

本のタイトルを見ればどのようなジャンルの小説か分かりますよね。

 

そう、「8月15日」は、終戦(敗戦)記念日ですものね。

 

戦争に関する小説は僕の好きなジャンルの一つですが、これまで読んだ戦争物とは違います。

 

戦争物と言えば、特攻隊や人間魚雷、原爆、不条理な精神論と軍幹部に見捨てられた部隊の自決・玉砕、南方系の敗戦~逃亡~食糧危機~餓死・病死・・・・、不条理にして残酷,悲惨,狂気,絶望,阿鼻叫喚の世界が繰り広げられる小説が多いですよね。

 

しかし、同本は違うんです。

 

キスカ島に残された5千人の日本兵を自決や玉砕という悲惨な形ではなく、「人命第一」と考え全員救助するという史実を小説化したものなのです。

 

調べたところ、この「全員救出」という作戦はとても有名な作戦で、「奇跡の作戦」といわれた『キスカ島撤退作戦』とのこと。

この作戦は、阿川弘之や有近六次などが小説にしている他、1965年に三船敏郎、山村聡、児玉清、志村喬、西村晃等が出演した映画『太平洋奇跡の作戦 キスカ』や1971年には太平洋戦争を題材にしたテレビアニメ『アニメンタリー 決断』の第16話「キスカ島撤退」などがあるそうです。

 

知らなかったな~・・・・。

 

軍の幹部に「人命第一」という考えを持ち、北の最果のキスカ島に残された軍人五千人を救出すべき知力・軍力を結集して決行した日本軍将兵。

 

日本人の英知を身で知った米軍諜報員。

 

不可能と思われた大規模撤退作戦を描いた感動の実話小説。

 

戦時中にこんな素晴らしい救出劇があったことを知って、8月15日を迎えます。

余談:

小説の中で「日本人の英知を身で知った米軍諜報員」として記載されている「ロナルド・リーン」は、実は「ドナルド・キーン先生」なんです。

 

ドナルド・キーン先生は、コロンビア大学名誉教授。

 

日本文化を欧米へ紹介して数多くの業績があり数多くの大学や研究施設から様々な受賞経歴を持つ。

 

称号は東京都北区名誉区民、新潟県柏崎市名誉市民、ケンブリッジ大学、東北大学、杏林大学ほかから名誉博士。

 

賞歴には全米文芸評論家賞受賞など。

 

勲等は勲二等。

 

2008年に文化勲章受章。

 

また、日本ペンクラブの名誉会員であり、20121126日の日本ペンクラブ創立記念懇談会では演説を行っています。

 

主な受賞歴:

菊池寛賞(1962年)、山片蟠桃賞(1983年)、読売文学賞(1985年)、日本文学大賞(1985年)、福岡アジア文化賞芸術・文化賞(1991年)、勲二等旭日重光章(1993年)、朝日賞(1998年)、毎日出版文化賞(2002年)、文化勲章(2008年)

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