★野地秩嘉 (著)「ビートルズを呼んだ男」(小学館文庫)

「ビートルズは、音楽の教科書で習った」と聞いた時は本当に驚きました。

 

だって、僕等団塊の世代では「ビートルズは不良の音楽」だったんですから。

 

中学時代、自慢しようとビートルズのレコードを学校に持って行ったら、先生に没収された(後で返してくれましたが・・・)時代なんですよ。

 

同本は、「ビートルズ・ロック・エレキは不良の音楽」と言われた時代にビートルズを日本に呼んだプロモーターの話。

 

そのプロモーターの名は、永島達司。

 

ポール・マッカートニーが「彼みたいな男が本当の日本人だ」と評価した伝説のプロモーターなのです。

 

永島達司は終戦後、米軍回りのバンドのマネージメントの仕事を始め、1953年に「新々プロダクション」を設立。

1957年に社名を「協同企画」に変更。

この協同企画が、現在では皆さんがご存知の「キョードー東京」となります。

 

永島達司は、戦後の海外アーチスト日本公演を手掛けた第一人者であり、ナット・キング・コール、ベンチャーズ、ルイ・アームストロング、ベニー・グッドマン、シュープリームズ、スティービー・ワンダー、レッド・ツェッペリン、アンディ・ウィリアムス、サイモンとガーファンクルをはじめ、ビートルズを日本に呼んだ伝説のプロモーターなのです。

同本の前半に記述されている戦後の芸能界での興行師の世界や1950年代の日本の音楽状況なんかもとても面白い。

 

特に団塊の世代にとっては、自分たちが歩んできた時代なので読んでると当時に帰ったような気分になります。

 

50年代、日本はジャズが大流行。

小さいながら父や兄がジャズを聴いていたのを覚えています。

 

そして、1966年ビートルズ日本公演~警備員3,000人、テレビ視聴率56.5%と社会現象になったビートルズ来日。

 

思い出すな~・・・、僕が高校1年生の時。

チケットは買うことができず、すべて抽選。

読売新聞への応募、スポンサー企業の商品購入後の応募、ファンクラブ優先の入手等々。

ファンクラブ以外いろいろと手を尽くしましたが入手できず、悲しかったな~。

同本には当時当選した人たちのコメントもあり、「そうだったのか~!」と一人納得。

でもね、最初に書いたようにエレキギターは「不良の音楽」。

 

若い方には理解できないかもしれないけど、全国の教育委員会や自治体が「エレキ追放」を叫んでいた時代なんです。

 

同本にもベンチャーズ、アストロノウツ、ビーチボーイズを呼んだ時には、PTA・日教組・教育委員会が連動し、会場前で「ロック反対、エレキ追放」のビラを撒いたエピソードも紹介しています。

 

ビートルズ日本公演の際には、公演主催の読売新聞社主の正力松太郎が「ベートルズとか言う連中に武道館は使わせん!」、政治評論家・衆議院議員の細川隆元は「乞食芸人に武道館を使用させるな!」などと言っていました。

 

そんな状況の中、エレキやロックを支えたのは当時の若者―戦後のベビーブームで生まれ思春期にロックをラジオで聞いて育った世代だったんですよ!

 

ビートルズの日本公演は、まさに「ロックが日本に上陸した瞬間」なんです。

当選した当時少年少女だったファンへのインタビューやビートルズの来日公演に携わった様々な人々(警察・消防・事務所等)の証言も記載されており、とても面白い。

 

ビートルズが滞在した4日間。

ビートルズは73日に離日し日本のビートルズ狂騒曲は幕を閉じます。

 

永島達司がこの日本にいなければこの「ビートルズ来日」は夢物語に終わっていたのかもしれません。

 

永島はその後も、キョードー東京でエルトン・ジョンやマイケル・ジャクソンなどのビッグネームのプロモートに関わり続け、1999年に肺炎で亡くなります。

 

余談ですが、ポールの最初の妻・リンダの葬儀に招待された日本人は、永島達司のみだったそうです。

その永島の死去に際し、ポールも永島の妻に手紙を送っているそうです。

 

日本の音楽の流れ、ビートルズ・ロックに対する当時の日本の対応等々、とても面白く書かれています。

 

ご興味ある方は、是非ご一読を。

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