第151回直木三十五賞受賞作品。
実に面白い小説でした。
ヤクザ小説ですが、予想を裏切る展開と登場する人物が関西人なので、関西弁での会話がテンポよく展開していきます。
読んでいて気持ちの良い小説でした。
内容は、映画製作への出資金を持ち逃げされたイケイケヤクザの桑原とヤクザの父を持つ建設コンサルタントの二宮が、失踪した詐欺師を追い、遂には組同士の抗争へと発展。
疫病神コンビVS詐欺師VS本家筋の中で生き残りを賭けた大勝負。
予想を裏切る展開の連続で一気に読ませる小説です。
読んで後悔しない本だと思います。
この本は、2015年にBSスカパーでテレビドラマ化され、今年2017年に映画化予定だそうですよ。
黒川博行 「破門」/角川文庫 994 円
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