この作家の本を初めて手に取りました。
文庫本の帯に「週刊文春ミステリーベスト10で第1位」と記載されていたのと、テーマが警察学校という僕にとっては未知の世界を知りたくって購入したのですが、残念ながら僕の感性には合いませんでした。
構成は、警察学校を舞台に繰り広げられる6つのストーリーの連作短編小説。
警察学校とは警官を育てること以上に、不向きなものを振るい落とす場であるという。
そうだよね。
日常の中で何時危険に遭遇するか分からないし、臨機応変に対処しなければならない警察官を育てるのだから、警察学校とは警官を育てること以上に不向きなものを振るい落とす場なんでしょうね。
しかし、良いんだろうか・・・・。
警察学校をこんなに陰湿に描いてしまって・・・。
これから警察学校に入って将来は警察官になろうとしている人には、お薦めできない小説でした。
長岡弘樹 「教場」/小学館文庫 630円
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