● Robert Johnson(ロバート・ジョンソン)
BEST盤
悪魔に魂を売って超人的な歌とギター・テクニックを手に入れ、デルタ・ブルースを完成させた伝説的なブルース歌手Robert Johnson。
彼が生まれ育ったミシシッピ州クラークスデイルは、人口約18,000人の小さな町。
この小さな町からジョン・リー・フッカー、アイク・ターナー、サム・クックなど多くのミュージシャンが生まれています。
マディ・ウォーターズも幼少時代まで過ごした町だそうです。
それだけではありません。
デルタ・ブルース愛好家にとってはまさに聖地ともいうべき場所なんです。
この小さな町クラークスデイルがブルース聖地として世界中のブルース・ファンを誘い寄せる一番の理由は「クロスロード伝説」です。
Robert Johnsonが悪魔に魂を売って伝説的なブルース歌手になった十字路(クロスロード)がある場所なんです。
この「Crossroad」はCreamでも有名ですよね。
で、Robert Johnsonは、1936年と1937年の2回のレコーディングで29曲残しただけで1938年に不倫相手の夫に毒殺されたそうです。
ジャニス、ジミヘンなどと一緒の27歳死去の元祖。
やはり27歳って、何かあるね・・・・。
Robert Johnsonの活動期間はたった2年間ですが、ブルース界のみならずロック界~ボブ・ディラン、エリック・クラプトン、キース・リチャード、サンタナ、ジミー・ペイジ、ジョー・ペリー、ジョン・メレンキャンプ等に多大な影響を与えています。
Rolling Stonesはアルバム「Let It Bleed」で「Love in vain」、「Exile On Main Street」で「Stop Breakin’Down」を、Creamはアルバム「Wheels Of Fire」で「Crossroad」、Led Zeppelinは「Travelling Riverside Blues」、Eric Claptonはアルバム「461 Ocean Boulevardで「I’m A Steady Rollin’ Man」をカバーしています。
RED HOT CHILI PEPPERSも「They're Red Hot 」をカバーしているんですって・・!
Robert Johnsonnの影響力って凄いね!
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第5位、2011年の改訂版では第71位に選出されています。
・Eric Clapton:「ロバート・ジョンソンの素晴らしくソウルフルな音楽は、僕の音楽的旅路の全行程を通じて刺激を与え続けてくれている」
・カルロス・サンタナ:「ロバート・ジョンソンには神が宿っている、悪魔ではなく! 悪魔は弱く、卑劣で、失敗を運命づけられている。ロバート・ジョンソンの音楽の中にあるのは神の偉大な栄光だ」
・ジミー・ペイジ:「ロバート・ジョンソンの音楽に触発されて無数のリフが生まれた。ロバート・ジョンソンの神話に触発されて無数の夢が生まれた……」
★ Osibis(オシビサ) 1st「Osibis」
アフロ・ロックの雄といえば、Osibis。
Osibisは、「Aflo-Rock」と呼ばれるジャンルを確立した伝説的なバンドなんです。
サウンドは、アフリカのリズム音楽にラテンとロックを融合させた感じです。
メンバーは、イギリス在住のアフリカ系(主にガーナ)とカリブ系(トリニダード・トバコやガイアナなど)で、全員スタジオ・ミュージシャン。
ユーライア・ヒープの「Look At Yourself/邦題:対自核」にも参加しています。
写真は71年リリースの1stアルバム「Osibisa」。
ジャケットは、YES等で有名なロジャー・ディーンなんですよ。
学生時代、ラジオから「狂熱のゴンゴン」が流れてきたときすごく新鮮に聞こえてね、すぐにレコード店に。
昆虫の羽根を生やした空飛ぶ象のジャケットを見たとき「なんじゃ、これ!」と思ったけどインパクトはあったな~・・・・。
仲間内に貸したりしている間に、いつの間にか行方不明に・・・・。
約40年ぶりに再会した気持ちです。
1st「Osibis」は、Billboard アルバムチャートHot 200 で55 位、UK アルバムチャートで11位を記録。
彼らの最大のヒット曲は1976年の「Sunshine Day」(このアルバムは有りません)で、1997年に、「Matto Bianco」がカバーしたそうです。
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