中村勘三郎さんに続き、小沢昭一さんもお亡くなりになってしまいましたね。
享年83歳。
生きていてほしい方が、次々に逝ってしまう・・・・、実に寂しい限りです。
小沢昭一さんに関しては、残念ながら俳優としての小沢さんを知りません。
僕が知っているのは、エッセイストとしての小沢さんです。
社会人になって仕事をさぼって喫茶店に入った時、店内に流れていたラジオ番組が「小沢昭一的こころ」。
その語り口調がとても軽妙洒脱なので、思わず聞き入ってしまいました。
その後、「小沢昭一的こころ」が本になった時、即購入。
政治の話、経済の話はもちろん、人間の本質である下ネタまでとても幅広い内容。
仕事をさぼり喫茶店で読みふけってしまいました。
一番好きだったのは、サラリーマンを扱ったもの。
社内の人間関系や人事問題、子供の教育、住宅ローンの返済・・・・・・、組織人として、夫として、父親として、男として・・・・・、偉くないお父さんの心、いじらしい男のまごころ、真面目に生きる巷の働き盛りかつ悲哀漂うサラリーマンを軽妙に語る口調がとても面白く且つ心にしみてね・・・。
「小沢昭一的心こころ」を読むと何故か元気が出てね・・・・、「ヨーシ、明日も頑張るぞ!!」と言う気持ちになったもんですよ。
もう、あの心温まる小沢さんの語り口調が聞けないのがとても寂しいな~。
本当にお疲れ様でした。
心から合掌!!
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