◆King Crimson 「Larks' Tongues in Aspic/邦題:太陽と戦慄」
Crimsonのロバート・フリップがYESのドラマーだったビル・ブラッフォードを引き抜き、旧友ジョン・ウェットンら新メンバーを集めてKing Crimsonを再結成。
「太陽と戦慄」は、1973年に発表したKing Crimson6枚目のアルバム。
UKアルバム・チャート20位、USAアルバム・チャート61位を記録。
この時のメンバー。
ロバート・フリップ - Guitar, Mellotron & Devices & Electric piano
ジョン・ウェットン - Vocal, Bass & Piano
ビル・ブラッフォード - Drums
デヴィッド・クロス - Violin, Viola, Flute
ジェイミー・ミューア - Percussions, Drums
強烈だった1stのイメージを完全に払拭し、新生King Crimsonとして明確な個性を打ち出した代表作の一つ。
13分あまりの大作「太陽と戦慄Part.I」にはメンバー5人が繰り広げるCrimsonのダイナミックな世界。
即興的演奏ように聴こえるけど、実は綿密に計算され組み立てられた繊細さ、棘とげした不機嫌さ、感情の爆発など、およそすべての心象表現が網羅されている作品。
このスタイルは、以降の多くのプログレ・バンドに影響を与えています。
ロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、ビル・ブラッフォードの3人が核となりイアン・マクドナルドやマイケル・ジャイルズら元メンバーを加え1974年9月27日に発表されたKing Crimson 7枚目のアルバム。
メンバー及びゲスト参加アーチスト。
ロバート・フリップ - Guitar & Mellotron
ジョン・ウェットン - Bass & Vocal
ビル・ブラッフォード - Drums & Percussions
デヴィッド・クロス – Violin
メル・コリンズ - Soprano Sax
イアン・マクドナルド - Alto Sax
ロビン・ミラー - Oboe
マーク・チャリグ - Cornet
重厚なインスト曲「Red」から始まり「Starless」まで、全編に凄まじい気迫と緊張感が漂っているアルバムです。
「Starless」は、初期の「エピタフ」や「クリムゾン・キングの宮殿」を彷彿とさせるメロディアスで叙情的な前半部と、サックスとギターによる激しい即興的演奏の応酬を聴かせる後半部からなる大作。
もう~、落涙です。
Nirvanaのカート・コバーンは、最も影響されたレコードの一枚としてこの「Red」を挙げています。
しかし、同アルバムを以て第2期キング・クリムゾンは解散となります。