Herman's Hermits

 

Beatlesから始まるブリティッシュ・インヴェイジョン。

 

瞬間風速ではありましたが、あのBeatlesをも抜いた唯一のバンドがHerman's Hermits

 

Herman's Hermitsは、テレビの人気子役スターとして活躍していたPeter Noone(ピーター・ヌーン)が中心のポップ・グループ。

 

1964年から1966年にかけて本国イギリスはもちろんアメリカでの人気も半端じゃなかったんです。

 

1964年秋に発表されたデビュー1stシングル「朝からゴキゲン」がイギリスで大ヒットし、翌1965年、Beatlesに続いてアメリカに上陸。

 

この1965年のビルボード・トップ10の記録を見ると、2曲がNo.1に、3曲トップ10に入っています。

 

何故アメリカで人気獲得ができたかというと・・・、プロデューサーのミッキー・モスト曰く「Peter Nooneのアイドル的ルックスと、清潔感のある親しみやすいイメージで高い人気を得ることができた」し「何と言ってもPeter Nooneの顔が故ケネディに似ていたから」と分析していました。

キャッチーで覚えやすい楽曲、そしてボーカリストであるPeter Nooneの少年のように無邪気な歌声と茶目っ気があって親しみやすいキャラクター。

 

ティーンのハートを捉えるのに十分な魅力を兼ね備えていたんですね。

 

1966年には主演映画「ホールド・オン!」が封切られ、来日。

 

当時、星加ルミが「ミュージック・ライフ」でPeter Nooneのインタビューをしていたのを覚えています。

 

1967年に「見つめあう恋」が大ヒット。

 

この後に全米ツアーを開始するんですが・・・・、彼らの前座として出演したバンドに完全に食われてしまうんです・・・・。

 

その前座が・・・・The WHOだったんですから・・・・。

 

Herman's Hermitsの軽いポップスでは・・・・、そりゃ~、食われますよね!!

 

さらにHerman's Hermitsに追い討ちをかけるように、音楽も時代も様変わりしてきたんですね。

 

1966年ごろから各バンドが独自の音楽世界を追求し始めます。

 

社会もアメリカのベトナム戦争に対しての反戦運動から始まったフラワームーヴメント文化を産み、それに伴い音楽もLSDなどの薬物を使用し精神の内面を表現するサイケデリック・ミュージックが主流となっていきます。

 

Beatlesから始まるブリティッシュ・インヴェイジョンの波に乗り、全米のチャートを賑わせたHerman's Hermitsでしたが、音楽性と社会の波に呑み込まれ、次第に失墜していきます。

 

Herman's Hermitsの代表曲

 

・「CAN'T YOU HEAR MY HEART BEAT/邦題:ハートがドキドキ」/ビルボード2位。

 

・「Mrs.BROWN YOU'RE GOT A LOVELY DAUGHTER/邦題:ミセス・ブラウンのお嬢さん」/ビルボード1位。

 

・「SHILHOUETTES/邦題:シルエット」/ビルボード5位。

 

・「WONDERFUL WORLD/邦題:ワンダフル・ワールド」/ビルボード4位。

 

・「I'M HENRY Ⅷ, I AM/邦題:ヘンリー8世君」/ビルボード1位。

 

・「JUST A LITTLE BIT BETTER/邦題:恋はハートで」7/ビルボード位。

 

・「A MUST TO AVOID/邦題:あの娘にご用心」

 

など等・・・。

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