◆Duncan Mackay 「Score」
ダンカン・マッケイ、生まれはイギリスですが、17歳の時に父の仕事の関係で南アフリカ大学に入学。
南アフリカでは、クラブを中心にジャズを演奏。
ロンドンに戻ってからSteve Harleyに出会い、Cockney Rebel再結成時に参加。
その後、後期10CC、CAMEL等でその辣腕を発揮した隠れた名key奏者で、プログレ史の中で決して無視できない存在。
「Score」は、1977年発表。
プロデューサーにJohn Wettonを迎え、バックには錚々たるメンバーが参加しています。
元Jeff Beck Group、Hummingbird等のClive Chaman (b)、
元Manfred Mann、King Crimson、GreensladeのAndrew McCulloch (dr/per)、
元Steve Harley&Cockney Rebelのスティーブ・ハリー等実力派ミュージシャン。
ダンカン・マッケイ自身のマルチkeyを核にしたテクニカルかつシャープなサウンドと英国でのキャリアを反映したメロディアスでポップなセンスがバランス良く融合。
カラフルな音色、バック陣とのスリリングなアンサンブル、インストを軸に要所にvoを交えた絶妙な構成力が光る作品に仕上がっています。
鍵盤プログレ作品としての価値ある作品。
John Wettonは、プロデュースのみならず「Pillow Schmillow」と「No Return」の2曲でリードヴォーカルも務めています。
その事だけでウェットン・ファンにとっては外せない逸品ですが、これまで40年近くもCD化されなかった故、幻の名盤・レア盤扱いとなっていました。
CD化されなかったのは理由として、マスターテープが消失したからとの噂あり・・・?