★ 第3回「父子鷹」 子母沢 寛 著

 

卓抜な着想と果敢な行動力によって、「薩長同盟」「大政奉還」など、維新回転の大仕事を為し遂げた坂本龍馬が、「日本第一の人物」と賞賛し師と仰いだのが勝海舟。

 

 第3回は、その勝海舟がまだ麟太郎と言われていた頃の父親 勝小吉の波乱万丈の人生を描いた子母澤 寛の名著「父子鷹」をご紹介します。

 

 旗本・男谷平蔵の妾腹の子として生まれ、その後微禄の旗本・勝家の養子になった小吉とその妻・お信の間に生まれたのが麟太郎~後の勝海舟。

 

 小吉は、無学ながらも剣術が強く、根っからの江戸っ子気質で、豪放磊落な性格と面倒見のよさから、町の人々に好かれるだけでなく巾着切りや露天商にも人望があるという人物。

 

 小吉は家督を継ぐため、今で言う「就活」を行うが、幕末の混乱時期で賄賂が横行する世界に嫌気をさし、一生を市井の人として過ごす。

 

 しかし、自分の息子 麟太郎は、向上心強く大きくなるにつれ文武に才能を見せるようになり、小吉は自分の余生を賭けて麟太郎の将来を見守ろうと決心する。

 

 自らが果たしえなかった青雲の志を子に託し、麟太郎もその期待に応えようと不断の努力を続ける。

 

 幕末の江戸下町を舞台に清冽な父子愛を描いた子母澤寛の傑作長編小説です。

 

 幕末の英雄となる勝海舟は、破天荒な人生を送った父の背中を見て育ったが故に、幕末・維新における柔軟な発想や行動が生まれたのではないでしょうか。

 

父の背を見て自己形成できる息子も凄いけど、その前に背中で自分の生き様を見せられる親はもっと凄いよね。

 

僕は・・・・・・・何も語れなかった!

 

●ご参考

この続編として「おとこ鷹」もありますので、ご興味ある方は読んでみてはいかがですか。

 

また子母澤 寛の「新撰組始末記」も非常に面白いですよ!

 

子母沢 寛(しもざわ かん) 略歴

 

明治25‐昭和43年(1892‐1968年)

旧制北海中学校(現北海高等学校)、明治大学学部卒業。

大正15年より東京日日新聞社に勤務する傍ら、侠客ものを書き始める。

昭和3年『新選組始末記』を刊行、

昭和7年『国定忠治』を発表。股旅もの作家として独立。

以後、侠客、幕臣を主人公とした作品を次々に発表する。

昭和36年『座頭市物語』が映画化され、好評を博す。

昭和37年幕末維新を背景にした一連の作品で第十回菊池寛賞を受賞

 

 

  

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