★ 第2回 「与太郎戦記」 春風亭柳昇

 

「与太郎戦記」は、落語家 5代目 春風亭柳昇(シュンプウテイ・リュウショウ)が、実際に体験した軍隊生活・戦争体験を克明且つ軽妙に描いた名著です。

 

落語家らしく自分を「与太郎(注1)」にたとえながら、昭和16年当時の若者の愛国心や徴兵検査を受ける時の不安、家族との別離、軍隊生活の厳しさ辛さ、実際の戦争の苛烈さ、戦友との友情等々、涙あり笑い有り、悲しくも面白い、しかし命がけの戦争(実際に指を3本失っている)、生と死が隣り合わせになった極限状況の中で感じた人生の儚さ、戦争の理不尽さ、社会の不条理さを素直に記述しています。

 

この戦争体験が後の落語家 春風亭柳昇を作ったといっても過言ではありません。

落語家に戻った彼は、その飄々とした語り口により多くの落語ファンに愛され、20世紀後半の新作落語を代表する存在となり、当代までは前座や二つ目で名乗る名であった柳昇の名を一代で大看板としたんですから・・・・。

 

この本は、後にフランキー堺主演の映画になり、シリーズ化され、「続与太郎戦記」「新与太郎戦記」「与太郎戦記女は幾万ありとても」の4本が製作されています。

 

(注1)本のタイトル「与太郎」は、落語が好きな方はご存知だと思いますが、「熊さん、八っぁん」同様に代表的な登場人物です。

脳天気で何をやっても失敗ばかりするが、周囲の人から心配されながらも愛されるぼんやりした人物の代名詞となっています。

 

春風亭 柳昇

1920年東京生まれ。本名秋本安雄。5代目春風亭 柳昇。

第二次世界大戦に陸軍歩兵として従軍。

六代目春風亭柳橋の長男と戦友だった縁で、復員後の1946年入門。柳之助で前座。二つ目昇進で柳昇。1958年真打ち。新作落語を得意とした。

日本演芸家連合会長、落語芸術協会理事長などを歴任。1982年芸術祭優秀賞、1990年勲四等瑞宝章受章。2003年6月、胃がんのため他界

 

 

《 参考 》

 

・古今亭志ん生 「なめくじ艦隊」も面白いですよ。

 

 

 

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